みくと– Author –
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映画偏愛レビュー
映画『ジュリアン』から僕らは不機嫌や癇癪の恐ろしさを学ぶ
フランスで脚光を浴び、第74回ベネチア国際映画祭で最優秀監督賞を受賞した『ジュリアン』。監督は、2013年にアカデミー賞短編映画賞にノミネートされた「Just Before Losing Everything(すべてを失う前に)」のグザヴィエ・ルグラン。『ジュリアン』はこ... -
映画館
横浜のミニシアター「シネマ・ジャック&ベティ」で古きを感じ大人を感じた青春時代
「シネマ・ジャック&ベティ」料金と割引表 一般:¥1,800 大学生:¥1,500 シニア:¥1,200 映画の日毎月1日(どなたでも)¥1,200ジャック&ベティデー毎週水曜日(どなたでも)¥1,200会員割引デー毎週木曜日会員カード提示でご本人¥1,100レイトショー割... -
映画コラム
ホラーやサイコ、スリラージャンルの映画は人間のディープな欲望を満たすために必要不可欠
人には誰しも、狂気的な側面が存在していると思う。いや、狂気と表すよりも、純粋な好奇心といった方がいいだろう。その好奇心は、ときに狂気と化して自分や周りに襲いかかる。欲望という名の怪物を上手に押さえ込まなければ、この世はマッドな世界となっ... -
今日の映画、何にする?
やりたいことに向かいたい!チャレンジ意欲が爆上がりする傑作映画おすすめ5選
やりたいことをやりたいけど、勇気が出ない...。 なんだ、そんなことなら映画を観ればいい。 「そんなことって何さ!」と怒られるかもしれないが、この短い人生において、やりたいことへチャレンジしないのは損だ。自分の勇気を奮い立たせ、やりたいことに... -
映画偏愛レビュー
『ア・ゴースト・ストーリー』のメモの内容とは何だったのか※ネタバレあり
長尺のシーンに長い間。現代には決してそぐわないであろう作品だが、僕はとても好きだった。 今回は「ア・ゴースト・ストーリー」の中で、M(ルーニー・マーラ)が残したメモの内容について、感想とともに考察をしていきたいと思う。妻が残したメモは、“あ... -
映画コラム
名作映画には回想から始まる作品が多いのはなぜ?『ニュー・シネマ・パラダイス』や『タイタニック』が傑作である理由
全くの持論だが、名作映画はなぜか回想から始まる映画が多い。 1997年の公開当時、世界歴代興行収入のトップに君臨した『タイタニック』や、ジョニーデップが人造人間を演じたファンタジー映画『シザーハンズ』、映画史に燦然と輝く普及の名作『ニュー・シ... -
映画偏愛レビュー
「ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ」映画初出演のドミニク・セッサに監督が観せたものとは…【最速レビュー!】
僕は、この映画が大好きだ。 先日東京飯田橋にあるKADOKAWAさんで、試写会に参加した。大勢の観客を前に、ノストラジックに包まれた70年代のアメリカが映し出されたのだが、誰もがこの作品に笑みをこぼし、心を掴まれたことだろうと思う。 今回のレビュー... -
映画偏愛レビュー
「マッドマックス:フュリオサ」見どころ解説!監督が語るリピート必須の理由とは?
すでに日本でも話題となっている「マッドマックス:フュリオサ」を、公開初日にIMAXにて観賞してきた。前作の「怒りのデス・ロード」で大活躍した大隊長フュリオサの過去を赤裸々にした本作だが、前作と並ぶかそれ以上の傑作であった。 今回はマッドマック... -
映画コラム
変わり者だらけのこの世の中で、僕はどう生きるのか。
幼少期から「変わり者」と呼ばれていた。妙に大人びていて何を考えているかわからない目。好き嫌いをハッキリと言いつける災いの口。小中高と、必ず先生と喧嘩したり問題を起こしていたりした。 今では常識という仮面を身につけられるほどにはなったが、そ... -
映画コラム
映画と映画館が僕のアイデンティティ
中学の頃はすでにジブリが大好きで、洋画をちょくちょく見始めていた。母の知り合いのおばさんが「ショーシャンクの空に」と「リトルミスサンシャイン」を含めたDVDを、4つくらい貸してくれたのがきっかけだったか、あるいは親友と観に行った「アメイジン...