【実体験】20歳でニートからニートを目指した男の“悲惨な末路”とは…。

ニートの末路って、どんなふうになっちゃうのかな?

トニー、私はトニーと同じ歳の頃にニートだったことがあるんだ。

そうなの?

ああ。
そして、私はニートからニートで居続けるために、思わぬ失敗をしてしまった。

ニートで居続けるため…。

そうだ。
働きたくなかったから、働かずに生きていける方法を模索し、結果悲惨な末路を辿ってしまったんだ。
ニートのままでいると悲惨な末路を辿るということ。
私がニートであった頃の、悲惨な末路
私はニートだった。
高校を卒業後、バイトして貯めたお金を元手に、一人旅に出た。
その旅から帰ってきて、しばらくバイトをするも、長くは続かずニートになった。
しばらくはバイトで貯めた貯金があり、また実家暮らしであったため、さほど困ることはなかった。
側から見たら、働かずに自由を謳歌しているように見えたかもしれない。
いや、働かずに実家にこもっている私を、蔑んでいたかもしれないな..。
そんなニート生活を堪能していたある日、ニートで居続けたいと考えた。
ニートで居続けるには、どうしたらいいのかと、ネットで調べ始めたのだ。
そしてたどり着いたのは、自宅で稼ぐこと。
そう、これが私のブログを始めたきっかけでもある…。
ブログを立ち上げ、有頂天
当初は映画が好きで、映画ブログを立ち上げ、YouTube動画でなんとか記事を書き始めることに成功した。
それから数百円..数千円と稼げるようになってきた。
当時は本当に嬉しかったのを覚えている。
まるで誰も知らないゲームの攻略法を見つけたときのような興奮があった。
これでニートのままでい続けられる!!と思った。
その矢先、悲劇が起きた。
収入が、数千円より上に行かなかったのである。
焦りに焦った私は、当時Twitterで知り合った男性に、相談することにした。
これが大きな間違いだったと気づいたのは、大金を失った後だった…。
その男性は、親身に相談に乗ってくれた。
そして、今度東京で師匠を紹介すると言われたのだ。
私はニートではあるが、貯金もあったし、とりあえず働きたくなかった。
だから東京に行って会うことにした。
東京のおしゃれなカフェ、Twitterで知り合った男性とその師匠とを交え、話が始まった。
1時間後、私は講座に50万円もの大金を入金していた。
そして、「よろしくお願いします」と頭を下げていた。
これで私の貯金は、ほぼ無くなった。
結果的に私は、2,000円を稼いで、終わった。
50万円を払って、2,000円も稼いだんだ。すごいと思わないかい?
こうして私は文なしになり、裸で通りにほっぽり出された。
しかし、まだ諦めずに次の機会を伺いながら、ニートで居続けるための方法を探し続けた…。
ニートの末路
20歳を過ぎ、アルバイトもせずに貯金もない。
おまけに実家暮らしで働く意欲もない。
これでは本当に人生がめちゃくちゃになってしまう。
親の脛を齧り続け、自由なのに金がないから自由もない。
どこに行くにしてもお金は必要だし、何を欲するにしてもお金は必要。
時間だけが刻々と過ぎていくが、空恐ろしく、得体の知れない不安に身を震わせる。
やがては何の気力も湧かず、生きる気力すら忘れてしまうのではと、本当に怖くなった。
実際私は50万円を失ったとき、実家暮らしで働く意欲もなく、ただただ漫然と時間が流れるのを待っていた。
しばらく廃人のように実家で生きていたのだ。
これは私に限った話ではないと思う。
ニートでいる君、ニートで居続けようとする君にも、あり得る話なのだ。
私の場合は間にちょっとした物語があったが、おそらくほとんどのニートは何もせず時間が過ぎるのをただ眺めているに過ぎない。
ニートの末路は、ただ時間が流れるのを待ち、やがて働く意欲もお金もなくなり、廃人と化す。
「これはまずい」そう思えたから良かった。
「これはまずい。」そう思うだけの気力があって良かった。
私は再びアルバイトを始めた。
やがて彼女と同棲を始め、子供ができ、結婚することになった。
今では妻に感謝している。ようやく幼稚な自分に踏ん切りがついて、就職活動を始めたのだから。
そして現在は正社員となり、夫婦に娘一人、ひっそりと小さなアパートで暮らしている。
もちろん幸せだ。
好きなモノも買えるし、家族でお出かけも行ける。
もし今頃、まだニートで居続けようとしていたらと思うと、怖い。
実家で親の金を吸い取り、寄生虫のように人のお金や親切を養分として生きていたら、私は廃人となっていたと思う。
ニートから正社員になれて、本当に良かったと思っている。
追記
ただ、私は正社員になれて良かったとは思っているが、この先正社員のままで居続けようとは思っていない。
本当は、今もニートを目指している。笑
しかし、稼げるニートだ。
自分のやりたいことやライフスタイルに合ったワークバランスを実現できれば、それが私にとって最良の生き方となる。
今は会社という組織に縛られているが、やがては個人で稼いで生きていきたいと考えている。
就職は、そのための踏み台でしかない。
だから、もし君がニートで居続けたいのなら、就職はあくまで通過点と考えればいい。
一生会社に縛られて生きていくなんてことは考えずに、自分の理想の生き方を叶えるため、就職を利用してみよう。

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